マチのブログ

ブンブブーン。ハローはてなブログ。どうも、ヒカキンです。

【おすすめ 絵本】 「空の絵本」 感想。

「空の絵本」っていう絵本を読みました。

手に取った理由はですね、表紙が良かったんですよ。

空の絵本 (講談社の創作絵本)

空の絵本

それで読む前は色んな空とか雲とかの描写が多い絵本なのかなーって思っていたんですが、ちょっと違いましたね。

簡単に一言で言うと

「雨の日の景色の移り変わりを、色鮮やかに描いた作品」です。

雨の日限定ですね。まぁ雨の日っていってもずっと雨が降り続けている訳じゃありませんよね。そういうのも含め、雨の日を描かれた絵本です。

まず内容なんですけど、あまり物語性というものは無かったですね。もちろん雨の移り変わりを描いた作品なんですが、文章が詩的な表現というか「詩」ですね。

描かれている絵も風景を淡々と描かれているんですよね。何かしらのキャラクターとかは出てこないんです。

なので、幼いお子さんとかが読むと退屈するんじゃぁないのかなっとは思いますね。

でも逆に大人の人が読むと何というか「切ない」感じがするんじゃないのかなぁ。分かりませんけど、僕はそう感じました。

あと、先ほども言った様に物語性はほとんどないので物語とかが気になるっていう人にはあんまりおススメはしませんね。

 文章について

 「雨が降って止む」ただそれだけの日常を描いた作品なんですが、とても素敵な絵本です。

この作品の「文」なんですが、とても詩的で印象的の文が多かったです。

印象的な文は、例えばこの作品ではカミナリが鳴る描写があるんですけど普通みんな

「ゴロゴロゴロ」

っていうじゃないですか。

でもこの絵本

「だんだんだーん だんだだーん」

みたいな言い方するんですよ(笑)

最初読んだ時、なんなんこの表現って思って結構笑えましたね。

後はすごい印象に残って良いなって思った文章が2つあるんですけど、その1つがこの絵本の中で一番、雨とカミナリが激しいページの文章です。

そのページには

「運命みたいにたたきつけ」っていう文章があるんです。

どういうことだろうなって思ったんですけど、これ人生のことを言っているのかなと思いましたね。

生きていればやっぱり誰にでもつらい時期ってあるじゃないですか。

そのつらい時期を激しい雨とカミナリで表現しているのかなぁと、僕はそう感じました。

もう一つ良いなと思った文章は最後の方の文章なんですが

「星たちは ものがたりを話しだす」っていう文章ですね。

いやぁ、すごい詩的な言い方すんなぁって思いましたね(笑)。

後このページ、絵も良んすよ。

星空満点の絵が描かれているページなんですけど、色んな星があるんですよね。

例えば、トランペットとか電話とかカエル、葉にトンカチ、キノコに蝶々とかですね。

まじで「星たちは ものがたりを話しだす」っていう言葉のまんまだなって思いましたよ。

 

絵について

 次は「絵」ですね。

この絵本、そんなに文字も多くないのですごい画集っぽいんです。

後は最後のページ以外全ページ見開きで描いてて、すごい迫力があります。

それに絵自体も、すごい粗々しいというか、ダイナミックに描いてますね。

線も塗りも。

なんの道具で描いてんだろうな、クレヨンか油絵か。ぶっちゃけ僕には分かりません。

描いてる絵はほとんどがロングの風景なんですけど、たった1P(見開きなんで本当は2P)だけ木の葉と雫のアップの絵なんですよ。

このページは雨が止んで太陽の光が差し込んできたっていうシーンですね。

水色の背景に、緑の木の葉とこぼれる雫が描かれているんですが、めっちゃ良い絵です。この絵本の中で一番好きな絵かもしれない。

立ち読みでも何でも良いんでこのページは見て欲しい。

後はカミナリの描き方が面白い。上ではカミナリの音の表現が面白いって書いたと思うんですが、描き方も面白いですね。

普通カミナリっていったらこう描くじゃないですか。

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でもこの絵本描いた人こんなカミナリ描いてるんですよ。

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まぁ、これはね、僕が描いた物なんで魅力が伝わりづらいかなとは思いますが。

すごくね、これ?(笑)

なぜこう描く?

個人的にはめっちゃ好きですね、この描き方。僕も参考にしようかな。

後は上でも言った星空の絵かなぁ。

色々な星があってどんな星があるのか探してみるのも楽しいですね。

 

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↑僕が描いた空。めっちゃ曇ってた。

まとめ

 この絵本に描かれている絵はけっして繊細で綺麗な絵という訳ではありません。(繊細できれいな絵本といったら「えんとつ町のプペル」とかまさにそうですね) 

その真逆で線とか塗りとか雑です。

けどめちゃくちゃダイナミックで迫力いっぱいの絵ばっかりの絵本です。

物語もぶっちゃけ無いに等しい!(笑)

けどめちゃくちゃきれいな文章ばっかりの絵本です。

僕はめちゃくちゃ好きですね、この絵本。

この絵本のテーマ、あくまで僕が感じたことなんですけどね。

それは「日常」なんじゃないかなと思います。

ピカッて光って鳴るカミナリの音、雨が止んだ後の静けさ、空が晴れてきて雲から差し込む光、雫が乗っている水みずしい木の葉、真っ赤な夕焼け、雲一つない星空満点の夜空。

どれもこれもとても綺麗で素敵なものばかりです。

そしてそれらは僕らにとって当たり前の、日常にあるものばかりです。

そういうものにも時々目を向けてみても良いんじゃないのかなと、この絵本を読んで思いました。

それとこの作品はそういうことを伝えたいんじゃないのかなとも思いました。

知らんけど。

あくまでね、僕はそう思ったって話です。

後もう一つだけ言いたい。

この絵本読んで僕が感じたこと。

人生みたいだなあと思ったんですよ、この絵本。

激しい雨やカミナリは人生で言うつらい時期なんですが、けっしてそれは続くことはなく、いつかは止み、その後には綺麗な雫や雲の間から差し込む太陽の光、そして雲一つない星空満点の素敵な夜空が見えるんじゃないのかなと思いました。

僕はね!

まぁ、まだまだクソガキで人生の何たるかなんて知らねえんだけどな!

 

やっぱり絵本っていうだけあって僕は絵本を読むときはすごい絵に注目して読むんですよね。

そういう方にはこの絵本、おススメかもしれない。

終わり。