(⌒ω⌒)ニィ。

ヨロシク。

論理的な文章を書くには 「人を動かす「超」書き方トレーニング」 書評と感想

この記事では「人を動かす「超」書き方トレーニング」(苫米地英人著)についての感想を書きました。

みなさん、魅力的な文章書きたいと思ったことはありませんか?

あるよねぇ~、分かる、分かる。

で、今回読んだ本は主に論理的な文章はどうすれば書けるのか、というところに趣を置いた内容でした。

論理的な文章とは読者が読んだ後に「あぁ~、なるほどね。」と思う様な文章です。(多分)

そんな論理的な文章、どうやって書くのか、ということで以下読んだ感想です。

1.トゥールミンロジックを使おう

トゥールミンロジックとはイギリスの分析哲学者が提唱した論理構築法で現代の論理技術だそうです。

トゥールミンロジックの基本は「データ」「ワラント」「クレーム」の3つの要素。

「データ」=「事実」

ワラント」=「根拠」

「クレーム」=「主張」

ということになります。

例えば

「遊んでいると、宿題終わらないよ。」と言われたとします。

この発言の「データ(事実)」は「(あなたが)遊んでいると」で、

「クレーム(主張)」は「(あなたは)宿題終わらないよ」です。

しかしこの文章では「データ」と「クレーム」をつなぐ「ワラント(根拠)」が語られていません。

ここでの「ワラント(根拠)」は色々あると思いますが、例えば

「宿題をやる時間が無くなって」というものがあります。

つまり

「遊んでいると(データ)、宿題をやる時間が無くなって(根拠)、宿題終わらないよ(クレーム)。」と言えば、論理的だということになります。

この本の著者は、日本人は「ワラント(根拠)」を省略しがちだと語っています。

確かにそれは僕もそうかなと思います。

「言わなくても分かるだろう」とか「野暮なこと言うな」みたいな文化が、日本にはあると思いますし。

ですが文章の場合は誰が読むか分からないので、誰が見ても分かるように、できるだけ省略しないように書きましょう。

2.人を動かす文章を書くには感性が必要

「人を動かす文章」を書くには、2つの方向性があると著者は本書で語っています。

それは

文章力を鍛える 感性を磨く

 この2つだそうです。

文章力を鍛えるには上記で説明した様な、論理的な文章を書く技術を学ぶ。

では感性とは何なのか。

「感性」とは「論理」を完全に極め、その上で「論理」を超え、その先に辿り着くところ、それが「感性」・・・だそうです。

・・・・・・。

難しいなぁ(笑)

いやぁ、まぁ本の中ではね、詳しく説明してくれているんですよ。

ピアノの例えとかで。

それを読んでもね、分かるような分からないような・・・(笑)。

納得するのが難しいんですよね。

んで、その「感性」をどうやって身に着けれるのかを知りたいじゃない?

それが

論理を突き詰める、そして(書こうとする分野の)知識を徹底的に知り尽くす。

だそうです。

これは分かりやすいですね。

実際にやるのは大変そうですが(汗) 

3.小説やエントリーシート、自己PRの書き方なんかも載ってるんだけど・・・

一応ね、小説の書き方とかも載ってるんだけど、ページ数が少ないんですよね。

小説の項目とか、すごい良いことを書いてるんだけど、そこまで具体的なことはあんま書いてないかなぁ・・・って感じ。

なので、小説が書きたいとか、エントリーシートの書き方が知りたい、なんていう人は実際にもっと専門的な技術が載ってる本を読んだ方が良いかなと思います。

まとめ

この本の中には上記で紹介した技術以外にも、BQR理論やチャート式トレーニングなんてのも書かれています。

どちらの技術も具体的に書かれていて、ガチ目の論文や主張したいことがある、っていう人なんかには、為になるかなと思います。

特にチャート式トレーニングの方は、準備から結末まで具体的に書かれていて、中々良かったです。

終わり。